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平成25年12月下旬号 |
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音楽の感動に定年はない(東京藝大教授で歌手の多田羅迪夫さん)
音楽の感動に定年はない—。日本を代表する名バリトンといわれる歌手・多田羅迪夫(たたら・みちお)さん(66)は来春、東京藝術大教授を定年退任する。退任後を見据え、こう話す。「歌曲のリサイタル、オペラ公演の企画…、やりたいことはいっぱいある」。現役の歌手としてステージに立つ姿は、若手にとって最上のお手本だ。「音楽は人生そのもの」とほほ笑み言葉を継ぐ。 |
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平成25年12月上旬号 |
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挫折乗り越え、映画監督の夢かなう(「釣りバカ日誌」原作者のやまさき十三さん)
累計2500万部以上(単行本)を売り上げている漫画「釣りバカ日誌」(「ビッグコミックオリジナル」小学館)の原作者、やまさき十三さん(72)が初めて監督としてメガホンを取った映画「あさひるばん」が上映中だ。やまさきさんはかつて古里・宮崎の高校で甲子園を目指していたが、故障で野球を断念。その後、映画監督への昇格寸前に映画界を去る、という2度の大きな挫折を経験している。 |
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平成25年11月下旬号 |
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「挑戦しないと結果は出ない」(山本陽子さん)
清純な女性、悪女、そして愛らしいおばあちゃん…。ことし秋、女優活動50周年を迎えた山本陽子さん(71)は実に多様な役柄を演じ分ける。「自然の流れに逆らわず仕事をしてきた結果では…」と言う一方、「挑戦しないと結果は出ない」と歯切れよい。50代以降、「芝居の難しさ、面白みが身に染みて分かってきた」。11〜12月は再演の喜劇の舞台に立つ。 |
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平成25年11月上旬号 |
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認知症の母を愛情込めて描く(漫画家・岡野雄一さん)
認知症になり施設で暮らす90歳の母…、母に会いに行くはげ頭の息子—。そんな日常を息子が描いた漫画「ペコロスの母に会いに行く」が、長崎から全国へ反響を広げている。症状や家族の物語を、笑いでくるんだエッセー漫画。同作が原作の劇映画は16日(土)から全国公開される。長崎市在住の作者・岡野雄一さん(63)は、発症から10年以上、母を見守り続ける。人生の重荷を下ろしたかのように安らいだ表情に接すると、こんな思いも湧く。 |
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平成25年10月下旬号 |
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「時代劇に飢えていた」(俳優・若林豪さん)
橋本忍脚本の映画「切腹」「上意討ち」「仇討」から50年。武士道の義をテーマに、男たちの緊迫した駆け引きと「走る」「斬る」を描いた時代劇映画「蠢動—しゅんどう—」が公開中だ。同作で、藩の行く末を担い決断する城代家老を演じた若林豪さん(74)は、「時代劇に飢えていた。それぞれが信じる正義を貫き、ぶつかり合う」。ダンディーな印象と貫禄を支えるのは豊富な演技経験だ。 |
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平成25年10月上旬号 |
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物語の力は国境を超える(俳優・武田鉄矢さん)
バブルの余韻がまだ残る1991年夏に放映されたトレンディードラマ「101回目のプロポーズ」。同テレビ作品がこのほど日中合作で映画化され、10月に日本でも公開される。すてきなラブコメディーに仕上がった同映画に、22年前のテレビで主役“星野達郎”を演じた武田鉄矢さん(64)が特別出演している。日中関係がぎくしゃくしている中、中国での先行上映だった同映画は興行収入30億円、観客動員数660万人を超えるヒットに—。 |
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平成25年9月下旬号 |
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「古希は再出発…青春の音、届ける」(ギタリストのクロード・チアリさん)
「70歳は再出発。長生きしてギターが上手になりたい」。“哀愁のギタリスト”として知られるクロード・チアリさん(69)は古希を前にこう話す。1985年、「智有 蔵上人」の名で日本に帰化。流ちょうな日本語と持ち前のユーモアセンスを発揮し、講演会やタレントとしても活躍してきた。11月には30年来の親交があるアントニオ古賀とジョイントコンサートを開く。 |
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平成25年9月上旬号 |
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人間の“質的変化”書く(作家・船戸与一さん)
極限状態は人を変える—。壮大なスケールの小説で名高い作家・船戸与一(ふなど・よいち)さん(69)の確信は揺るがない。「戦争や内乱、革命…、そうした状況は人間の質的変化を生む」。その“劇的変化”を書くことが「僕にとっての小説の面白み」と明言する。アイヌ民族の蜂起を題材にした「蝦夷地別件」は、そんな思いがにじむ大作だ。「砂のクロニクル」に続く代表作の舞台化を前に… |
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平成25年8月下旬号 |
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日本にも「クオータ制」を(元文相・赤松良子さん)
女性議員が増えれば日本は変わる—。細川、羽田両内閣で文部大臣を務めた赤松良子さん(83)は現在、女性の政治参加を進める団体「WINWIN(ウィンウィン)」代表として活動する。重点目標として掲げるのは選挙制度への「クオータ制(割り当て制)」導入。女性候補の割合を一定以上確保することで、男女の意見を偏りなく政治に取り入れようという考えだ。各国で幅広く導入されているが、日本では検討が遅れている。 |
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平成25年8月上旬号 |
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“木の音色”で震災復興を支援(コカリナ奏者・黒坂黒太郎さん)
“木の音色”を持つ楽器「コカリナ」。その名付け親である黒坂黒太郎(くろさか・くろたろう)さん(64)は、コカリナ音楽の第一人者として活躍する。老朽校舎の廃材、広島の被爆樹、そして「3・11」で倒れた木…。これらをコカリナとして再生させた黒坂さんは、妻で歌手の矢口周美(かねみ)さん(62)と共に東日本大震災復興支援コンサートを企画し、今夏までに90回を超す公演を重ねた。 |
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平成25年7月下旬号 |
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平和の恩恵を再認識(俳優・伊武雅刀さん)
終戦直後の日本再建においてGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)最大の問題となった「天皇の戦争責任」。昭和天皇は戦争を遂行するのにどこまで関与していたのか—をめぐってGHQの極秘調査を描いたアメリカ映画「終戦のエンペラー」が27日(土)から全国公開される。トミー・リー・ジョーンズや西田敏行ら日米の多彩な俳優が出演する中で、カギを握る天皇の側近、木戸幸一を演じたのが伊武雅刀(いぶ・まさとう)さん(64)だ。 |
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平成25年7月上旬号 |
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「親の愛は心の古里」…絵本が結ぶ絆(俳優・大地康雄さん)
親の愛は心の古里。「マルサの女」「刑事・鬼貫八郎」シリーズなどでおなじみの俳優・大地康雄さん(61)が企画・主演した映画「じんじん」が13日(土)から公開される。「絵本の里」として町づくりを進める北海道剣淵町を舞台に、「絵本」で結ばれた父と娘の絆を描く。「心の荒廃、命の重さが問われる現代。どの人も親に愛された記憶こそが後の人生を生き切る力の根源になるんです」 |
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平成25年6月下旬号 |
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“ミスター時代劇” 舞台でも躍動(俳優・里見浩太朗さん)
「水戸黄門」や「長七郎江戸日記」—。テレビ時代劇でおなじみの里見浩太朗さん(76)は、舞台でも“ミスター時代劇”の存在感を発揮する。「心のつながりを濃密に表現できるのが時代劇の魅力」。8〜9月の舞台「真田十勇士」では、真田幸村の宿敵・徳川家康を演じる。幸村と火花を散らすシーンなどで「格好良い天下人の姿をお見せしたい。若い人からは“黄門のじいさん”と思われているので、そのイメージを覆してみようかな」。 |
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平成25年6月上旬号 |
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森の動物は隣人・仲間(動物学者・今泉吉晴さん)
“里山の山小屋”に暮らす動物学者・今泉吉晴さん(72)は「森の動物は隣人であり仲間」と穏やかな笑みを見せる。かつては研究室にこもる日々を送ったが、「自然の中で見ている方が、得られるものははるかに大きい」。エッセー集「わたしの山小屋日記〜動物たちとの森の暮らし」をこのほど「春」「夏」「秋」「冬」の4巻に分けて発行した。8年前に大学教授を退き、ナチュラリスト(自然観察者)として生きる今を語る。 |
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平成25年5月下旬号 |
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ニューヨーク発のジャズを日本に(ジャズピアニスト・クニ三上さん)
「ニューヨークのジャズを小さな町や村まで届けたい」。ニューヨーク在住のジャズ・ピアニスト、クニ三上さん(58)は年に2度、日本各地の酒蔵や古民家などを巡り、演奏ツアーを行う。中でも「0才からのジャズコンサート」は子育て世代の夫婦や祖父母が赤ん坊とともに楽しめると評判だ。「初めての人もジャズの自由さを感じられるコンサート。赤ん坊の“気”が会場内を循環し、お年寄りも元気になります」 |
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平成25年5月上旬号 |
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“すっぴん”で歌の世界を演じ切る(歌手で推理作家の戸川昌子さん)
歌手で推理作家の戸川昌子さん(80)は、傘寿を迎えた今も精力的に活動する。「80年の人生は転機、紆余(うよ)曲折ばかり。精神的な飢餓状態が文化を生む」。今月25日に菅原洋一とのジョイントコンサートに出演する戸川さんは、これを記念して新アルバム「商売やめた」も発表した。「とり直し、編集なしの“すっぴん”CD。歌の世界を裸のまんまの自分で演じ切りたい」 |
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平成25年4月下旬号 |
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弦楽四重奏「東京クヮルテット」、名演重ね44年(第2バイオリンの池田菊衛さん)
ニューヨークで日本人が結成した弦楽四重奏団「東京クヮルテット」がことし夏、44年に及ぶ活動に終止符を打つ。数度のメンバー交代を重ねながらも、世界屈指といわれる芸術性を保つ“室内楽の老舗”。第2バイオリンを担当する池田菊衛(きくえい)さん(65)は「メンバー同士、議論をいとわず理想を追求してきた」と自負する。日本での“さよならコンサート”を5月に控え、「集大成のつもりで弦楽四重奏の名曲をお聞かせしたい」。 |
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平成25年4月上旬号 |
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「“化石化”した心を砕きたい」(俳優・大和田伸也さん)
俳優・ナレーターなど幅広く活躍する大和田伸也さん(65)は、小さい頃からの夢だった映画監督にチャレンジした。大和田さんの故郷・福井を舞台にした初監督作品「恐竜を掘ろう」が現在公開中だ。「心が凝り固まり“化石化”している人は多い。そういう心を砕きたいという思いで撮りました」と大和田さん。 |
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平成25年3月下旬号 |
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「自分らしくポジティブに生きる」(歌手・平山みきさん)
1970年に「ビューティフル・ヨコハマ」で歌手デビューし、「真夏の出来事」の大ヒットでおなじみの平山みきさん(63)。ハスキーボイスといわれた独特の艶っぽい歌声は今も健在だ。90年代、大腸がんを患い手術後の後遺症に悩まされたものの、持ち前のポジティブ精神で克服。以来“自分らしい生き方”を心掛けているという。現在は「大好き」と語る京都暮らしを楽しみながらも、頻繁に上京しパワフルなライブを披露している。 |
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平成25年3月上旬号 |
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音楽で社会を元気に!(ギタリストで歌手のアントニオ・古賀さん)
音楽で社会に活力を—。ギタリストで歌手のアントニオ・古賀さん(本名:伊東貞行=72)は、世界を舞台に活躍する“元気の配達人”だ。音楽活動のほか社会貢献にも努め、キューバとの親善交流や高齢者施設への出前コンサートなどを続ける。「元気の源は人と会うこと。人のためになることが気持ちいい」と笑う。4月には「世界を歌う」と題したコンサートで定年世代に熟練の音色をお届けする。 |
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平成25年2月下旬号 |
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人生の岐路、心を開いて…(映画プロデューサー・原正人さん)
人生半ば、自分の居場所を探して—。芥川賞作家・宮本輝の小説を映像化した「草原の椅子」が23日から公開される。人生の岐路に立つ男女が出会い、新たな一歩を踏み出す物語。「戦場のメリークリスマス」「失楽園」「武士の家計簿」など数々のヒット作を手掛け、本作を「最後の作品」と公言する映画プロデューサーの原正人さん(81)は、「定年こそ良き人と出会う最高のタイミング… |
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平成25年2月上旬号 |
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「落語に恩返し」(落語家・三遊亭好楽さん)
日本テレビ系の長寿番組「笑点」でおなじみの落語家・三遊亭好楽さん(本名:家入信夫=66)がこのほど、初の著書「好楽日和。」(晶文社)を出版した。所属団体や東京・上方落語の垣根を軽々と飛び越える落語界の“つなぎ役”。ことし正月には台東区池之端の自宅に寄席「池之端しのぶ亭」をオープンし、若手の実践修業の場を設けた。「師匠、先輩に育ててもらった… |
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平成25年1月下旬号 |
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笑わせ歌って踊りまくる!(俳優・小倉久寛さん)
俳優、声優、そしてナレーターとして活躍する小倉久寛さん(58)。2008年から始めた「ひとり立ち公演」の4回目、「チ・ヨ・コ・レ・イ・ト〜ビターな大人のラブコメディ〜」が2月6日から17日まで赤坂RED/THEATERで行われる。同公演シリーズで呼びものとなっているのが、終演前10分間を踊りまくる場面。60歳を前にした小倉さんがどんな踊りを見せてくれるか楽しみだ。 |
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平成25年1月上旬号 |
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現代の家族の姿 繊細に表現(俳優・橋爪功さん)
俳優生活が半世紀を超え、喜劇からシリアスな役まで幅広くこなす橋爪功さん(71)。日本を代表する実力派俳優の1人だ。その橋爪さんが、19日(土)から全国公開される山田洋次監督50周年記念作品「東京家族」に主演している。60年前に公開された小津安二郎監督の名作「東京物語」をモチーフに製作された現代版・家族の物語という同映画。 |
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