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鮮やかな色の競演 トルコキキョウ 日立市/増田伸一郎さん |
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「きれいな花をぜひ見に来てほしい」と増田さん |
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観賞会や格安販売も
日立市小木津町の「コスモファーム増田」では紫、赤、ピンクなど約1万3000本のトルコキキョウが今月中旬から色鮮やかに咲き始める。「トルコキキョウの美しさに魅せられました」と話す同ファームの増田伸一郎さん (64) は栽培に情熱を注いでいる。
ビニールハウスに約2万5000株
定年後、栽培に尽力
増田さんは2002(平成14)年に会社を退職。同年9月に土地を借りてビニールハウス4棟を造り、04年1月にトルコキキョウの種をまいた。「借りた土地が荒地だったので、最初の年は草取りが大変でした」。常陸太田地域農業改良普及センターに土壌分析を依頼し、土作りを実施。花の生育を見ながら害虫駆除をしている。
「モグラが出没して根が切られたり、強風でビニールハウスが破れたこともあります。ビニールハウス内の温度は10度ぐらいに保たなければいけないので、1 月から3月は暖房をしています。地震が起きた時はストーブが心配で、夜中に見に来た時もありました」と栽培の大変さを話す。
現在、トルコキキョウ約2万5000株を栽培し、季咲き栽培 (1月に種をまき、3月に定植、7月に収穫) と抑制栽培 (4月に種をまき、6月に定植、9月に収穫) を行っている。
収穫したトルコキキョウは茨城県水戸中央花き市場、いわき中央生花などの市場に卸す。またJA直売所や市内のレストラン、喫茶店などで販売している。「夏に温度40度以上になったビニールハウス内で販売用の花を切るのは大変ですが、満開のトルコキキョウを見ていると暑さが苦になりません。『花がきれいですね』と言われた時がとてもうれしいです」と開花を喜ぶ増田さん。
営業や配達を主に担当する妻のミイさんは「汗をかきながら働きますがとても気分そう快だし、体の健康を考えてもとても良いですよ」と笑顔で話す。
現在は季咲き栽培と抑制栽培が主だというが「これからは、3月から4月に開花する促成栽培もしたい」とトルコキキョウへの思いは尽きない。
現在同ファームでは、トルコキキョウを観賞に訪れる人を歓迎しているほか、格安販売や配達サービスも実施している。
問い合わせ:TEL 090-8116-6197 (増田さん) |
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