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(株)ビジョンメガネのスタッフによる「利き目チェック」のポーズ |
「利き目」という言葉をご存じですか? 手足と同様に、実は目にも右利き、左利きがあります。人の脳は、両目で物を見ていても一方の目の情報を優位に認識するという特徴があり、このよく使う方を利き目といいます。専門的には「優位眼」とも。例えば、カメラのファインダーをのぞくときなど、自然と利き目を使っていることが多いはずです。個人差はありますが、無意識でつい使いやすい利き目ばかりを使ってしまい、それが疲れ目や頭痛、肩凝りなど体の不調につながることもあります。そのため、両目でバランスよく見る必要があります。
まずは、自分の利き目をチェックしてみましょう。両手で輪を作ってみてください。その輪の中心に、目印となるものを据え、両目でのぞきます。目印は電球、壁掛け時計など、少し離れた場所にあるものなら何でも構いません。次は、左右交互に片目で輪の中の目印を見てみます。目印が中心に見えた方の目が利き目です。
さて、両目でバランスよく見るにはどうすべきか。ここで重要な役割を果たすのが「眼鏡」です。遠くを見るとき、近くを見るとき、目は水晶体を薄くしたり膨らませたりしながらピントを調節します。この調節の量を左右そろえたレンズで眼鏡を作成してください。適切な専門店なら、視力の状態や使用する環境、重視して見たいものなど細かく問診し、最適なレンズを選んでくれるはずです。バランスの取れた見え方ができる眼鏡によって、偏った目の使い方が改善され、利き目の酷使が引き起こす目の疲労や体調不良などが緩和されるでしょう。
10月10日は「目の愛護デー」です。これを機に、一度ご自身の目に向き合ってみてはいかがでしょうか。眼鏡を使われたことのない人はもちろん、普段眼鏡やコンタクトレンズをお使いの人も見え方が気になる、片目だけ疲れやすいなどあれば、ぜひお近くの眼鏡店へ相談してみてください。
《(株)ビジョンメガネ 教育担当・国家検定1級眼鏡作製技能士 小倉正道》 |
(株)ビジョンメガネは全国103店舗の眼鏡専門店を運営。「メガネのマエストロ」といわれる知識豊富な販売スタッフも。
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