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令和5年12月号 |
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「終活」にも自分らしさを(NPO法人「人生まるごと支援」理事長・三国浩晃さん)
自分らしさが生きる「終活」を—。中高年層の終活の「お手伝い」をするNPO法人「人生まるごと支援」理事長の三国浩晃さん(54)は、「生と死は地続き」と明言する。介護、看取(みと)り、そして死後…。自著の「おひとりさまで逝(ゆ)こう 最期まで自分らしく」には、各段階の課題とともに、解決のヒントを散りばめた。「日本初の葬儀社紹介会社」の創業者でもある三国さんは、「僕も『おひとりさま』」と苦笑しながら、こう続ける。 |
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令和5年11月号 |
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23年ぶりの出演…今度は主役に(俳優・高橋和也さん)
1945(昭和20)年、敗戦直後の“満州国”(現・中国東北地区)大連市の繁華街「連鎖街」に取り残された人々を描いた悲喜劇、井上ひさし作「連鎖街のひとびと」が9日から約21年ぶりに上演される。今回、劇作家役で主演するのは俳優・ミュージシャンとして活躍している高橋和也さん(54)だ。23年前の初演で若い作曲家役を演じた「思い出深い作品」と話す高橋さん。 |
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令和5年10月号 |
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パーキンソン病でも…「人生を諦めない」(シンガー・ソングライター 樋口了一さん)
手足の震えやこわばり、抑うつなど、症状が多岐にわたる難病「パーキンソン病」。患者本人の実話をもとにした劇映画「いまダンスをするのは誰だ?」が、7日から劇場公開される。難病の主人公を演じたのは、自らも同じ病を抱えるシンガー・ソングライターの樋口了一さん(59)だ。映画を企画した当事者の「誤解の多い、この病気の実情を知ってほしい」との思いに共感し、「俳優初挑戦」を決意した。 |
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令和5年9月号 |
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認知症、共生の鍵は「リスペクト」(放送作家・小西マサテルさん)
認知症の祖父が、孫娘の持ち込むさまざまな「謎」を解き明かしていくミステリー小説「名探偵のままでいて」。放送作家として長く活躍する小西マサテルさん(58)は、同作で「このミステリーがすごい!」大賞に輝き、“小説家デビュー”を果たしている。「名探偵」のモデルは「レビー小体型認知症(DLB)」を患っていた亡き父だ。5年を超す介護を通して得た実感をかみ締める。 |
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令和5年8月号 |
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“ジブリの世界”歌う(歌手・井上あずみさん)
(株)スタジオジブリのアニメーション映画「となりのトトロ」主題歌や「天空の城ラピュタ」エンディング曲でおなじみの歌手、井上あずみさん(58)が今年、デビュー40周年を迎えた。ジブリ映画の世界的な人気で、国内だけでなく欧米やアジアのイベントに招かれて歌うなど、国際的にも活躍している。アイドル歌手としてデビューしてもヒット曲が出ず10年間、アルバイトをしながら歌手を続けたという井上さん。 |
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令和5年7月号 |
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音楽の絆で人々に笑顔を(ビッグバンド「デキシーセインツ」の外山喜雄・恵子さん夫妻)
トランペット片手にごつごつとした声で希望の歌を歌い、世界中を魅了した20世紀を代表するジャズの巨人、ルイ・アームストロング。彼に憧れ、約半世紀にわたりビッグバンド「外山喜雄とデキシーセインツ」を率いて、アームストロングの愛したデキシーランド・ジャズの灯を守り続けてきた、トランペット奏者でボーカルの外山喜雄さん(79)。同じく楽団員でバンジョー兼ピアノ奏者の妻・恵子さん(81)とは二人三脚で歩んできた。 |
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令和5年6月号 |
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歌の命は「時」を超える(作詞家・売野雅勇さん)
涙のリクエスト」「少女A」「2億4千万の瞳」「め組のひと」「SOMEBODY’S NIGHT」など、1980〜90年代を中心に数々の大ヒット曲を世に送り出した作詞家の売野雅勇(うりの・まさお)さん(72)。「今日まで長い間愛されてきた、これらの歌に対しあらためて敬意を表したい」と、作詞活動40周年を迎えた心境を語る。「流行歌はヒットが終われば消えてしまうと思っていましたが、歌は人間にとって最も身近な娯楽で、切り離せないものだと分かってきました」と… |
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令和5年5月号 |
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ドイツ歌曲、語るように歌う(バス・バリトン歌手・平野和さん)
“音楽の都”ウィーンを拠点に活躍するバス・バリトンの平野和(やすし)さん(45)は8月、ドイツ・リート(歌曲)のリサイタルを都内のホールで開催する。「詩と音楽の融合」ともいわれる曲の数々を「語るように歌います」。自身の活動も封じられたコロナ禍の中、恩師の感染・急逝に衝撃を受け、「生と死」に深く思いを巡らせた。「人の心の奥深い世界に分け入るドイツ・リートは、僕の心のよりどころとあらためて確信しました」。 |
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令和5年4月号 |
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「80歳は出発点」(チェリスト・堤剛さん)
戦後、日本のクラシック音楽界をけん引してきたチェリスト・堤剛(つよし)さんは22日、自身の「80歳記念チェロ・リサイタル」でサントリーホールのステージに立つ。ほぼ70年に及ぶ演奏活動の「到達点」が聞ける絶好の機会。ただ、堤さん本人は「80歳は出発点ともいえます」とよどみない。数知れず弾いてきた名曲、日本人作曲家の新作世界初演—。「野心的」とも評されるプログラムを組んだ理由を語る。 |
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令和5年3月号 |
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「小説は自由なもの」(作家・木村紅美さん)
コロナ禍や沖縄…。作家の木村紅美(くみ)さん(47)は、これらをめぐる社会問題に強い関心を抱きながらも、「主張のための小説は書きたくない」と話す。「小説はもっと自由なもの。私の考えや価値観は、おのずから作品ににじみます」。第32回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞作「あなたに安全な人」は、“加害の記憶”を背負う男女の奇妙な共同生活をつづった物語だ。 |
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令和5年2月号 |
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「骨髄移植の現実知って!」(映画プロデューサー・堀ともこさん)
白血病など血液疾患の難病で、骨髄移植を必要とする患者は毎年少なくとも2000人いるという。(公財)日本骨髄バンクでは、より多くの患者を救うためドナー(骨髄など造血幹細胞の提供者)登録を呼び掛けているが、残念ながらドナーは不足気味で全ての患者を救うことができないのが現状だ。そんな骨髄移植の現実を映像化した映画「いちばん逢いたいひと」が24日から公開される。 |
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令和5年1月号 |
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還暦過ぎて「作家」に(映画宣伝・篠友子さん)
これまで100本以上の邦画宣伝に携わり、知る人ぞ知る存在の“映画宣伝ウーマン”篠友子さん(62)がこのほど作家デビュー。爽快コメディー小説「うえから京都」を出版した。20XX年、ウイルスによるパンデミック終結後も経済が混迷を続ける日本を変えるため、都を関西に移そうと動き出す人物たちを描いた同作。「コロナ禍で仕事が一時的になくなり、ポッカリと空いた時間を利用して書き始めた」と言う篠さん。 |
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