家族構成やライフスタイルの変化に伴って、暮らし慣れた愛着のある住まいでも快適に過ごせなくなることがあります。また、心豊かなセカンドライフを過ごすためにも、家や土地を資産とみなし、有効に活用するという考え方も必要になってきます。定年後、豊かに暮らし続けていくためにはどうしたらいいのかを、ご自身が所有されている住まいをどうするのかといった観点から考えていきませんか。色々な選択肢やさまざまなメリット・デメリットが見えてきます。このコーナーは、リフォームや建て替えなど「セカンドライフの住宅」に関する有益な情報を読者に紹介するため、NPO法人不動産承継支援ネットワークと協力してコンテンツをご提供しています。
築20年以上の家に対する主な不満
住まいは、快適な暮らしを送るための最も重要な場所です。不便な点や不満に思うところは早めに対処方法を考えましょう。
これからの30年間で必要なお金は1億3500万円!
一般的に、ゆとりあるセカンドライフを過ごすためには年間450万円程度が必要と言われています。これは一般世帯の公的年金だけではまかないきれない金額になります。貯蓄や退職金を充てるだけで、これから30年間、豊かな生活を送ることができるのか、しっかりと把握しておくことが大切です。
※(財)生命保険文化センター「平成19年度生活保障に関する調査」より※老後を夫婦二人で暮らしていく上で必要と考える費用
現状を把握した上で、あなたの希望を思い描きましょう。その希望を実現するためにどうすればよいか、十分な計画を立てることが大切です。また、ご家族としっかり相談し、納得した上で計画を進めましょう。
水周りの補修といった小さなものから、建物全体を生まれ変わらせる大規模なものまで、様々です。ただし、建て替えと比べて割高となり、計画性も必要なので、パートナー選びは慎重におこないましょう。近年、法外な値段を取るばかりではなく、大切な家を傷つけるようなリフォームのトラブルも起きています。
今までの環境を守りながら、新しい生活に合わせた住まいの形をゼロから作ることができます。ただし、ローンの問題や充分な資金計画が必要な上、手間と時間がかかります。ご家族と相談し、将来の生活に対応できるようしっかりとした計画を立てましょう。
ご自身のライフスタイルに合わせた新しい生活を始めることができます。また、ご自宅や土地といった不動産資産を活用することで収益を上げることも可能ですが、土地の価格や広さによっては売却・賃貸住宅経営・アパート経営などの選択肢があるので、ご自身の資産の適正を見極めることが大切です。