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まともな判断ができない父 練馬区/52歳女性 |
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認知症の母の面倒を父が見ています。父自身も疲れてイライラし、わたしにあたるくせに、わたしの提案には耳も貸してくれません。わたしを当てにされても限界がありますし、もう「爆発寸前」です。体調を崩して一時入院した母を「自宅に連れて帰る」と言い張るなど、“家族の崩壊”が目に見えているのに、父はまともな判断ができません。このような親に対してどのように接したらいいのでしょうか。
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中村寿美子代表 |
実の子どもだからこそ、親の頑固さが頭にくるのです。自分を育ててくれた、しっかりして頼りになる親の姿を覚えているから「何で?」と腹が立つのです。それでなくとも、人は年をとると頑固になり、弱いところを突かれると意固地になりがちです。
まともな判断をするためには、その根拠となる事実が必要です。しばらく気の済むようにしてもらったらどうでしょう。そして弱音が出たら、すかさず情報を提供するのです。その時にはみんな「自分もしんどい」と本音を言い合いましょう。
お父さまが認知症になる前に、また倒れる前に、在宅ならヘルパーやデイサービス、ショートステイなどを利用し、それが無理ならホーム入居です。子どもの通い介護には限界があるのが現実です。
介護情報館/有料老人ホーム・シニア住宅情報館 館長 中村寿美子
TEL:03-5730-9046 |
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