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世帯分離で負担減? 甲府市/45歳女性 |
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兄と同居している74歳の母が体調を崩し入院しました。今はだいぶ落ち着いてそろそろ退院できそうです。病院で兄が「世帯分離すると医療費や介護費用の負担が減る」と聞いてきたのですが、本当でしょうか。負担が減れば、兄も楽になります。どのくらい安くなるのですか。
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中村寿美子代表 |
一概にいくらとはいえませんが、安くなる可能性は高いです。お母さまはお兄さまの扶養家族になっているのですね。世帯分離することによってどれだけ負担減になるのか、お母さまの年金額と今後の暮らし方(医療費の負担度合いや公的施設入所など)にもよります。
世帯分離するかどうかで主に考慮するのは次の2点です。(1)年金収入のみで算出されるお母さま1人世帯の住民税、介護保険料、健康保険料と医療機関の窓口負担割合。(2)扶養家族が1人減って所得税が上がり、見直されるお兄さまの世帯の住民税や健康保険料など。そこには所得割と均等割の要素も複雑に絡みます。また、75歳から長寿医療制度に切り替わります。確定申告の医療費控除や保険料控除は基本的に負担して(支払って)いる人に適用されます。
介護情報館/有料老人ホーム・シニア住宅情報館 館長 中村寿美子
TEL:03-5730-9046 |
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