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大豆は、人間の生命維持に不可欠な3大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)がバランスよく含まれた食品です。それ以外にも食物繊維やイソフラボン、レシチンなどの有効成分が凝縮されています。特にタンパク質の割合が高く、これは人間の筋肉や内臓など体の組織をつくる重要な栄養素です。
大豆はよく「畑の肉」といわれます。タンパク質を構成するアミノ酸の中でも、必須アミノ酸(体内で合成できず、栄養分から摂取しなければならないアミノ酸)をバランスよく含むタンパク質を「良質のタンパク質」と呼びますが、大豆には肉や卵に負けないくらい「良質のタンパク質」が含まれています。
大豆には精白米に少ないアミノ酸が豊富なので、ご飯とみそ汁など米と大豆食品をうまく組み合わせましょう。大豆のタンパク質は動物性と違ってコレステロールの心配もなく、高血圧や老化の予防に役立ちます。
※おすすめ献立
生タラの煮付け、白あえ、小松菜の煮浸し
(女子栄養大学生涯学習講師 豊田光子)
《材料》4人分
大豆30g、しょうゆ大1、米2合、調味料(しょうゆ大1、酒大2)、青のり少々
《作り方》
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(1) |
大豆はさっと洗い、布巾で拭き、フライパン(弱火)で15〜20分煎(い)る。 |
(2) |
(1)の熱いうちにしょうゆに漬ける(5分くらい)。 |
(3) |
米を洗い、(2)と調味料を入れて炊く(※水加減は普段通りで)。 |
(4) |
炊き上がったら器に盛り、上に青のりをかける。 |
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