|
栗といえば、秋の代表的な味覚の一つ。ナッツ類の一種でカロリーも高く、栄養素がぎっしりと詰まっている果物です。
主成分はでんぷんで、ナッツ類にしては脂質が少なくヘルシーです。ビタミンA・B群・C・E、カルシウム、カリウム、鉄分などビタミン、ミネラル成分をバランスよく含んでいます。むくみ予防や高血圧予防、動脈硬化予防、肌の調子を整えたり体を温めたりする効果などが期待されています。
また、栗にはサツマイモに匹敵する量の食物繊維も含まれ、血糖値の上昇を抑え糖尿病を予防する効果や、便秘を改善する作用も。栗のビタミンCは、でんぷんに包まれているので加熱しても失われにくいのが特徴です。
※おすすめ献立
菊花豆腐の澄まし汁、サケの照り焼き、ホウレン草のおひたし
(女子栄養大学生涯学習講師 豊田光子)
《材料》2人分
米2カップ、水450ml、昆布7cm、調味料(酒大1、しょうゆ・塩各小1)、栗5〜6個、黒ごま少々
《作り方》
|
(1) |
米は洗い、昆布を入れて分量の水に漬ける。 |
(2) |
栗の皮に包丁などで切り込みを入れ(※破裂防止とむきやすくするため)、魚焼きグリルなどで焼いて、鬼皮と渋皮をむく。 |
(3) |
(1)に栗と調味料を加えてさっと混ぜ、炊く。 |
(4) |
昆布を取ってさっと混ぜ、器に盛って黒ごまを振る。 |
|
※栗の皮むきが手間な場合、市販のむき栗を使ってもいい。その際、栗は水から煮てゆでこぼしをするように。 |
|
| |
|