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カボチャは栄養成分を豊富に含む緑黄色野菜です。体内に入るとビタミンAに変換されるカロテンを多く含んでいます。カロテンは粘膜を守り、感染症を予防する効果があります。市販のカボチャの多くは西洋種で、この頃は赤い皮のものも見かけます。和種には宮崎特産の日向カボチャなどがあります。
年を重ねて手に力がなくなると、生のカボチャを切ることも大変です。そんな時に便利なのが冷凍のカボチャ。カットして加熱してあるので、好きなだけ煮ることができ、短時間で煮上がります。また、煮たものも冷凍することができます。
カボチャは普通、だしではなく、水か薄いだしで煮ます。介護食には、皮を取り除いてつぶし、かたい場合は煮汁もしくは熱湯でのばします。残ったカボチャの煮物は、天ぷらにしてもおいしくいただけます。
※献立のヒント ささみカツ・キャベツせん切り(タルタルソース)、インゲンのショウガしょうゆあえ
(女子栄養大学生涯学習講師 大石みどり)
《材料》2人分
カボチャ(冷凍)200g、砂糖大1半、しょうゆ少々
《作り方》
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(1) |
カボチャは凍ったまま、皮を下にして鍋に並べる。 |
(2) |
ひたひたの水、砂糖、しょうゆを加えて、落としぶたをして、汁気がほとんどなくなるまで煮る。 |
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※生のカボチャを煮る場合は、種とワタを取り除いて食べやすい大きさに切り、同様に煮ますが、加熱時間が長くなります。 |
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