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春から夏が旬のソラ豆。サヤが空に向かってつくことから「空豆」、また実の形が蚕や繭に似ていることから「蚕豆」とも書きます。主成分はタンパク質と炭水化物。また、食物繊維も含まれており、腸内環境を整える働きがあります。
塩ゆでしてそのままおつまみにするほか、下ゆで、油通ししてから炒め物や揚げ物、煮物、スープなどにします。翡翠(ひすい)煮とは、ソラ豆などを、青色を損なわないように塩・砂糖・だしなどで煮たものです。
ソラ豆のサヤをむくとすぐに皮が堅くなるので、調理の直前にサヤから出します。鮮度が落ちやすいので早く使い切りましょう。保存する場合、サヤ付きのものは風に当てないようにビニール袋に入れて冷蔵庫へ。サヤから出したものは、ゆでてから冷凍します。
※おすすめ献立
アジのたたき、冷やしのっぺい汁
(女子栄養大学生涯学習講師 豊田光子)
《材料》2人分
サヤ付きのソラ豆400g(正味150g)、水150ml、砂糖45g、塩少々
《作り方》
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(1) |
ソラ豆はサヤから取り出して、薄皮に切り込みを入れる。 |
(2) |
鍋に湯を沸かし、ソラ豆を入れて2〜3分ゆでる。 |
(3) |
切り込みがはじけたら、ざるにあげて水に取り、手早く冷やし、お歯黒と呼ばれる黒い筋を取り、薄皮をむく。 |
(4) |
鍋に水と砂糖、塩を合わせて煮立ったら、ソラ豆を入れてひと煮し、火からおろす。氷水を入れたボウルなどに鍋ごと入れ、一気に冷ます。 |
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