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ナスの語源は諸説あります。古くはナスビと呼ばれ、夏にとれる野菜「夏の実」が転じた説や、「中酸実(なかすみ)」の略である説などがあります。
焼き物、煮物、揚げ物、漬物などに幅広く利用されるナス。癖のない味わいですが、皮のすぐ下には苦みがあります。油との相性がよく、焼き物や煮物にする場合も下揚げしてから調理すると、味に奥行きが出て皮の美しい色も生かしやすくなります。果肉は切ったらすぐに調理するか水に漬けておかないと、あくがまわり変色してしまいます。
産地や品種により、あくの多いものや少ないものも。京都の賀茂ナスは肉質が締まり、味が良いことで知られます。また、大阪の水ナスは果肉も皮も柔らかく、水分が多いのが特徴で、ぬか漬けにされることが多いです。
※おすすめ献立 豚肉と厚揚げのみそ炒め
(女子栄養大学生涯学習講師 豊田光子)
《材料》2人分
ナス200g、ミョウガ1本、ニンニク少々、トウバンジャン小4分の1、しょうゆ小2、砂糖小3分の1、酢小1、ごま油小2分の1
《作り方》
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(1) |
(ヘタを取った)ナスとミョウガは縦半分に切る。 |
(2) |
鍋に湯を沸かし、ナスは皮を上にして5〜6分、ミョウガはさっとゆでてからざるに上げて冷ます。 |
(3) |
ニンニクはみじん切りに。 |
(4) |
器に調味料と(3)を入れて混ぜ合わせる。 |
(5) |
ナスの汁を絞り、手で細く割く。 |
(6) |
(4)とナス、ミョウガを冷蔵庫で冷やし、食べる直前にあえる。 |
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